
「ゲーミングマウス」と一言で言っても形状、大きさ、性能、重さ、ボタンの数などなど….ものによって全然違いますよね。
少し前なら「とりあえずこれ買っておけば間違いない!」と言われるものもありましたが、昨今は軽量化が進んだり、多くのメーカーから性能が良くかつ価格も安いといったマウスが多く発売されています。
何を基準に選ぶべきかわからない方もおられると思うので、今回はゲーミングマウスを選ぶ際に、どんなところに注目しながら選べばいいか紹介していきます。
ゲーミングマウスを選ぶポイント
- プレイするゲーム
- サイズ
- 持ち方
- 形状
- 重量
- 穴の有無
- ボタンの数
- 接続方法
- 性能
自分に合ったゲーミングマウスを選ぶために参考にしていただければと思います。
プレイするゲームジャンル

まずは自分がよくプレイするゲームジャンルが「 FPS / TPS 」か「 MMORPG 」かで選ぶマウスが大きく変わります。
ゲームジャンル | 特徴 | おすすめマウスの特徴 |
FPS/TPS | ・一人称もしくは三人称視点で行うシューティングゲーム ・素早く精密な操作が必要 | ・軽量モデル ・ワイヤレス対応 ・高ポーリングレート |
MMORPG | ・インターネットを介して多数のプレイヤーが同時に参加できるオンラインゲーム ・多様なアクションやスキルを行う必要あり | ・多ボタン |
各ジャンルで選ぶポイントを簡単に紹介していきます。
FPS/TPS

■軽量なワイヤレス対応
FPS/TPSでは素早くマウスポイントを動かし、正確に照準を合わせるエイム力が必要になります。
そのため、できるだけ軽く、ワイヤレス対応のものがおすすめです。
最近は小型かつ軽量のものも増えていますが、自分が一番持ちやすかったり、操作しやすい重さのマウスを使用する方がおすすめです。
■高ポーリングレート
ポーリングレートも重要になっています。
高いポーリングレートになるほど遅延が減ったり、マウスカーソルの動きが滑らかになります。
こちらに関しては後ほど紹介します。
MMORPG

■多ボタンマウス
MMORPGは多くのコマンドやショートカットキーをマウスに割り当てることで、操作をより最適に行うことができます。
そのため、搭載されているボタンはできるだけ多い方がいいです。
ただし、一般的に多ボタンマウスは重量が重かったり(100g前後)、大きさが大きいものが多いです。
そのためFPS / TPSでも使いたい方は動かし辛さなどを感じることがあるので、注意が必要です。
サイズ / 持ち方 / 形状
自分の手に合ったサイズ、マウスの持ち方、持ち方にあった形状を選ぶ必要があります。
形状
マウスの形状は大きく分けて「左右対称形状」と「エルゴノミクス形状」の2種類があります。
■左右対称形状
一般的に発売されている形状で、種類も多いです。
サイズも様々で、小型サイズから大型サイズまであるので、どの手の大きさの方でも自分に合ったサイズを見つけやすくなっています。

■エルゴノミクス形状
左右非対称の形状で、人間工学に基づいた設計のマウスです。
エルゴノミクス形状のメリットとしては、主に、長時間使用しても手や腕に負担を与えにくい設計となっているので、肩こりや腱鞘炎などの軽減が期待できます。
エルゴノミクス形状のサイズは中型~大型のものが多いですが、「Logicool 」「Pulsar」「Zowie」からは小型サイズのマウスも販売されています。
特に「Pulsar」「Zowie」はサイズ展開が豊富で自分に合ったサイズを選びやすくなっています。
しかし、左右対称のマウスと比較すると種類は少なく選択肢も限定されています。

持ち方
大きく3種類あり、「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」があります。
この持ち方によって合うマウスのサイズも変わってきます。
■かぶせ持ち
かぶせ持ちは手のひら全体がマウスに触れ、指は伸ばした状態でマウスを覆いかぶせるようにして持つ持ち方です。
他の持ち方と比較して、手全体でマウスを支えるので、重さを感じにくく、長時間プレイしても比較的疲れにくいのが特徴です。
かぶせ持ちの場合は特にエルゴノミクス形状のマウスと相性がよく、フィットしやすいです。
■つかみ持ち
つかみ持ちはマウスを手でつかむようにして持つ持ち方です。
バランスのいい持ち方で、素早くマウスも動かしやすいです。
男性の平均的な手の大きさだと比較的どのサイズや形状のマウスでも持ちやすく、かぶせ持ちやつまみ持ちと比較してマウスの選択肢の幅が広いのが特徴です。
■つまみ持ち
つまみ持ちは指先でマウスをつまむように持つ持ち方です。
指先のみで操作をするので、細かい操作ができます。
つまみ持ち方の場合、親指、薬指、小指の3本の指先のみでマウスを固定するので、手の大きさに関わらず、左右対称の形状で重量も軽く、小型のマウスがおすすめです。
最近では「ELECOM GAMING」からつまみ持ち特化のゲーミングマウスも発売されています。
重量
一般的にゲーミングマウスは軽いほどいいと言われています。
特にFPS / TPSをプレイする方やつまみ持ちの方は軽量なものの方が素早く動かせたり、疲労も少なくなります。
最近ではマウスの軽量化が進んでおり、30g後半~40g前半のマウスも発売されていますが、比較的多いのは55g前後となっています。
ただし、軽ければいいというわけでもないので、自分に合った重さのものを見つけるのが重要です。

穴の有無
マウスのシェルには穴あき構造のものと穴が開いていないソリッドシェルの2パターンがあります。
こちらは好みによると思います。
より軽いマウスになると、穴あき構造のものが多くなってきます。
穴あき具合が大きくなると強度の不安もあると思いますが、素材がマグネシウム合金だと耐久性もあるので、強度が不安な方は素材にも注目して選ぶことをおすすめします。
ボタンの数
ボタンの多い多ボタンマウスはスキルアクションが多いMMORPGをプレイする方におすすめです。
ボタンが多いほど、キー入力をマウスのボタンに割り振れるので、より操作が楽になります。
しかし、多ボタンマウスは100g前後のものが多く重量が重めとなっていたり、サイズも大きいものが多いので、FPS/TPSをメインでプレイする方には向いていないものが多いです。
FPS/TPSはマウスにボタンを割り振る必要がそこまでないので、サイドに2つボタンがあるマウスで十分と言えます。

接続方法
ゲーミングマウスの接続方法は「有線接続」と「無線接続対応」の2種類があります。
最近発売されるマウスはほとんどが「無線接続対応」になっています。
以前までは、無線接続対応のゲーミングマウスは「重たい」「遅延がある」などと言われていましたが、現在は無線接続対応のものが多く、重さも軽く、遅延も気にならないものがほとんどです。
価格を抑えたい方やバッテリーを気にせずゲームをしたい方は有線接続のマウスがおすすめです。
FPS/TPSをメインにプレイしており、さらにローセンシの方(マウスを大きく動かす方)はケーブルの引っかかりなどを気にせずゲームをプレイできるので、無線接続対応のマウスの方がおすすめです。
性能
ゲーミングマウスで特に重要になってくるのは「ポーリングレート」です。
ポーリングレートとはマウスがPCに情報を送る頻度を表しています。
1000Hzの場合だと、1秒間に1000回情報を送っているということです。
最近では2000Hz、4000Hz、8000Hzといった高ポーリングレートのゲーミングマウスも多く発売されています。
ポーリングレートが高いほど1秒間に送られる情報も多く、マウスカーソルの動きも滑らかに見えます。
また、1秒に送るデータの頻度も多くなることで、遅延もより小さくなっていきます。
ただし、ポーリングレートが高ければ高いほどいいというわけではなく、高いポーリングレートを出すためにはより高いPCのスペックが必要になったり、マウスの充電持ちも短くなります。
そのため、ご使用のPCスペックが重くなっていないか確認したり、充電がなくならないよう普段より充電の頻度を上げる必要があります。
まとめ
ゲーミングマウスはプレイするゲームの種類や持ち方によってオススメのものが大きく異なってきます。
また、最近では超軽量モデルや4000Hzや8000Hzといったハイスペックなマウスも続々発売されています。
今回紹介したポイントをもとに、いくつか条件を絞ることで自分に合ったマウスを選びやすくなると思います。
ただ、やっぱり手の大きさや持ち方によっては購入後に「思ってたのと違った」となることもあると思います。
「いくつか候補は絞ったけど最終的にどれにするか悩む」といった方は1度レンタルすることで、自分に合ったものを見つけることができると思います。
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気になる方は1度試してみたください。
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