ゲーミングキーボードを購入するときにサイトを見てみると「〜軸」っていうのを1度は見たことがあると思います。
でも、初めて購入するときって
「何が違うかわからん!!!」
ってなりますよね。
初めてじゃなくても、
「触ったことないから、分かるわけないじゃん💦」
と思う方、いると思います。
そういった方に向けて、今回は、ゲーミングキーボードで良く使用されている「キーボードの軸」について紹介していきます。
文章だけだとある程度限りはありますが、「あ~、なんとなくこんな感じかな、これ試してみたいな」って思うものが見つかればと思います🐣
キースイッチって何が違うの?
軸について説明する前に、キーボードには大きく分けて4つの入力システムがあるので、簡単に説明します。
メンブレン式 | パンタグラフ式 | メカニカル式 | 静電容量無接点方式 | |
---|---|---|---|---|
特長 | ラバーカップを使用したキースイッチ | ラバーカップの支柱にX型のパンタグラフを使用 | 1つ1つが独立したキースイッチ | 物理的な接触がなく、静電気の量の変化で入力を検知 |
打鍵感 | ブニっとした感じ | 軽い | スイッチによって異なる | スコスコとした感じ |
打鍵音 | 静か | 静か | スイッチによって異なる | 比較的静か |
メリット | 安価 メンテナンスが簡単 | 安価 打鍵音が静か 耐久性がある | 耐久性がある 見た目がかっこいい 修理しやすい | 耐久性がある 打鍵感 / 打鍵音がいい チャタリングが発生しない |
デメリット | ミスタッチが多い 疲れやすい 一部の破損でも全交換が必要 | 強い衝撃で破損 見た目の高級感に欠ける | 高価 打鍵音が大きい キーが重い | 高価 水に弱い キーボードの種類が少ない |
代表キーボード | 『Apple Magic Keyboard』 『Logicool K295GP』 『エレコム TK-FCM108XBK』 | 『Logicoo K380BK』 『エレコム TK-FBP102SV』 | 『Logicool G PRO ゲーミングキーボード』『Logicool G 913』『SteelSeries APEX PRO』 | 『Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S』 『東プレ(Topre) REALFORCE R3 キーボード』 『AKEEYO NIZ 静電容量無接点方式キーボード』 |
それぞれ特長がありますが、一般的に、ゲーミングキーボードで使用されているものは「メカニカル式」といわれるものなので、詳しく紹介します。
他のスイッチに関しては下記のリンクで詳しく紹介しているのでそちらをご参照ください。
メカニカル式の特徴
ゲーミングキーボードで最も使用されることが多いスイッチ。
メンブレン式やパンタグラフ式と違い、キースイッチ1つ1つが独立している。
打鍵感や打鍵音もスイッチによって違うので、好みのものを見つけることができる。
一般的には高価ですが、耐久性に優れ、長期間使用することができます。
メリット
- 故障しても修理しやすい
- 好みのものを見つけることができる
- 見た目がかっこいい
- 耐久性がある
デメリット
- 高価
- 打鍵音が大きい
- キーが重い
今回はメカニカル式で良く使用される軸について紹介します。
軸って何種類あるの?
結論めちゃくちゃ沢山ある。
一般的なメカニカルキーボードで使用されている軸で最も多いのは、ドイツのCherry社によって作られている『CHERRY MX メカニカルスイッチ』となっている。
その他にも、CHERRY社が所有する特許を満了した2014年以降、互換性のあるキースイッチが登場している。
その中でも、中国で製造されている『Gateronスイッチ』や『Kailhシリーズ』などはスイッチの種類も豊富となっており、デフォルトでこれらのキースイッチを使用しているキーボードもある。
また、ゲーミングデバイスで有名な『Logicool』や『Razer』などのメーカーのキーボードは、独自のキースイッチを採用。
メカニカル式のキースイッチには沢山種類があるが、ほとんどのスイッチは、『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の特徴を元に作られている。
今回は主要な『CHERRY MX メカニカルスイッチ』『Logicoo』『Razer』そして、反応速度の速さで注目されているキーボードで使用されているスイッチについて、紹介していきます。
CHERRY MX メカニカルスイッチ
1983年に開発されて以来、長年愛されている歴史と信頼のあるスイッチ。
一般的に販売されているメカニカルキーボードで最も使用率が高いメーカーとなっている。
赤軸 | 青軸 | 茶軸 | 銀軸 (スピード軸) | 静音赤軸 (ピンク軸) | 黒軸 | クリア軸 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
スイッチ特性 | リニア | クリッキー | タクタイル | リニア | リニア | リニア | タクタイル |
押下圧 | 45g | 60g | 55g | 45g | 45g | 60g | 65g |
作動点 | 2.0mm | 2.2mm | 2.0mm | 1.2mm | 1.9mm | 2.0mm | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 3.4mm | 3.7mm | 4.0mm | 4.0mm |
クリック音 | なし | あり | なし | なし | 静音 | なし | なし |
動作寿命 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 |
用語の紹介
- スイッチ特性
- リニア:入力位置で引っかかりがなく、滑らかな打鍵感があるもの
- タクタイル:入力位置でわずかな引っかかりがある打鍵感のもの
- クリッキー:入力位置でしっかりとしたクリック感とクリック音があるもの
- 押下圧:キーを押すのに必要な力
- 作動点:キーが入力されるまでの距離
- キーストローク:1番下まで打つまでの距離
- クリック音:入力される位置で音が鳴るかどうか
- 動作寿命:何回の打鍵に耐えることができるか
赤軸
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 45g |
作動点 | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
ゲーム初心者からデスクワークメインの方など、誰でも使いやすいスイッチ。
滑らかな打ち心地で、打鍵感も軽く、長時間使用しても疲労感がないのが特徴。
迷ったらこの軸を買っておけばとりあえず間違いない!
青軸
スイッチ特性 | クリッキー |
押下圧 | 60g |
作動点 | 2.2mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
主にゲーマーに人気のあるスイッチ。
「カチカチ」としたクリック音と、しっかりとしたクリック感が特徴。
音もしっかりするので、どのタイミングでキーが入力されたかが分かりやすい。
ただし、クリック音は結構大きいので、ボイチャで使用する際は音がのる可能性があるので注意が必要。
また、キーを押すときの押下圧も重いので、長時間使用すると疲れやすい。
茶軸
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 55g |
作動点 | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
メカニカルキーボードを初めて使用する方でも使いやすいスイッチ。
赤軸と青軸の間のクリック感で、「コトコト」した打鍵感。
打った時に軽く引っかかりがあるのでクリック感もあり、打ち心地もいい。
クリック音は出したくないが、ある程度クリック感が欲しい方におススメ。
銀軸(スピード軸)
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.2mm |
キーストローク | 3.4mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
特にゲーマー向けのスイッチ。
他のスイッチと比較して、最も入力が速い。
打鍵感や押下圧は赤軸と同様だが、ストロークが短いのでその分入力も早くできる。
ただし、ミスタッチも増えるので、普段使いは注意が必要。
静音赤軸(ピンク軸)
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.9mm |
キーストローク | 3.7mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
打鍵音をできるだけ抑えたい方におススメのスイッチ。
打鍵感や押下圧は赤軸と同様だが、ほとんど打鍵音がしない。
一番下まで打つとちょっとふわっとした感じの打鍵感。
ストロークが浅いので、打つ時にちょっと重たく感じる。
黒軸
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 60g |
作動点 | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
反発力の強いキータッチを求める方にオススメのスイッチ。
入力感は赤軸と同様であるが、赤軸よりも押下圧が重いので、「グッ」と結構しっかり押さないと入力ができない。
しっかりと押さないとキー入力がされないので、タイプミスは減る。
ただし、長時間のタイピングは疲れるので注意が必要。
クリア軸
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 65g |
作動点 | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 5,000万回 |
タッチ感は茶軸がいいが、ちょっと重ためのものがいい方におススメ。
ただし、デフォルトで搭載しているキーボードはほとんどないので、自作キーボードでの使用、またはホットスワップ対応(後ほど説明)のキーボードなどで取り換える必要がある。
『Gateronスイッチ』や『Kailhシリーズ』も『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の軸とそれぞれ特徴はほとんど同様となっている。
Logicool
Logicoolのキーボードで使用されている独自のキースイッチ。
GX+ROMER-G
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』よりも、速度や耐久性に優れた特長を持っている。
GX RED | GX 青軸 | GX BROWN | Romer-G リニア | Romer-G タクタイル | |
---|---|---|---|---|---|
スイッチ特性 | リニア | クリッキー | タクタイル | リニア | タクタイル |
押下圧 | 50g | 50g | 50g | 45g | 45g |
作動点 | 1.9mm | 2.0mm | 1.9mm | 1.5mm | 1.5mm |
キーストローク | 4.0mm | 4.0mm | 4.0mm | 3.2mm | 3.2mm |
クリック音 | なし | あり | なし | なし | なし |
動作寿命 | 7,000万回 | 7,000万回 | 7,000万回 | 7,000万回 | 7,000万回 |
GXスイッチ
基本的に『CHERRY MX メカニカルスイッチ』と同様の特徴を持っているが、作動点がわずかに浅かったり、押下圧が軽くなっている。
よりゲーマー向けに作られたスイッチ。
主なキーボード:『Logicool G PRO』、『Logicool G715』など
GX RED
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.9mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の赤軸の特徴と大きくは変わらない。
誰でも使いやすいキースイッチ。
滑らかなタイピングで、疲労感を感じず、長時間タイピングが可能。
比較的静かな打鍵音となっている。
GX 青軸
スイッチ特性 | クリッキー |
押下圧 | 50g |
作動点 | 2.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の青軸の特徴と大きくは変わらない。
しっかりとしたクリック感と、入力したときの打鍵音を楽しみたい方にオススメ。
「カチカチ」とした打鍵音としっかりとしたクリック感が特徴。
GX BROWN
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.9mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の茶軸の特徴と大きくは変わらない。
多少のクリック感が欲しい方にオススメ。
「コトコト」とした打鍵感で、程よく打ったときに引っかかりがあるのが特徴。
ROMER-G
GXスイッチと比較し、浅い作動点とストロークが特徴。
主なキーボード:『Logicool G512』
ROMER-G リニア
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.5mm |
キーストローク | 3.2mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の赤軸の特徴と大きくは変わらない。
滑らかで引っかかりがないのが特徴。
ROMER-G タクタイル
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.5mm |
キーストローク | 3.2mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の茶軸の特徴と大きくは変わらない。
浅めの接点で、わずかなクリック感を感じられるのが特徴。
作動点とストロークが短いので、より高速なタイピングが可能。
薄型GLスイッチ
Logicoolの薄型メカニカルスイッチ。
キーストロークも浅く、作動点も浅いので、他のスイッチよりも早く動作が可能。
GL リニア | GL クリッキー | GL タクタイル | |
---|---|---|---|
スイッチ特性 | リニア | クリッキー | タクタイル |
押下圧 | 50g | 50g | 50g |
作動点 | 1.5mm | 1.5mm | 1.5mm |
キーストローク | 2.7mm | 2.7mm | 2.7mm |
クリック音 | なし | あり | なし |
動作寿命 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 |
主なキーボード:『Logicool G913』
GLリニア
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.5mm |
キーストローク | 2.7mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の赤軸と同様の特徴。
滑らかな打鍵感が特徴。
作動点やストロークは浅いが、しっかりとした打鍵感はある。
滑らかな打ち心地で、ストロークが浅い分、タイピングも速度も早くなる。
GLクリッキー
スイッチ特性 | クリッキー |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.5mm |
キーストローク | 2.7mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の青軸と同様のスイッチ。
クリック感もしっかり保たれていて、青軸と同様に「カチカチ」と音が鳴る。
他の青軸よりも作動点とストロークが短いので、より速いタイピングが可能。
GLタクタイル
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.5mm |
キーストローク | 2.7mm |
作動寿命 | 7,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の茶軸と同様の特徴。
ある程度のクリック感が欲しい方にオススメ。
作動点やストロークが短いものの、ある程度のクリック感もあり、打鍵感も保たれている。
Razer
特に耐久性に優れたスイッチ。
また、作動点も速いといった特徴がある。
イエロー軸 | グリーン軸 | オレンジ軸 | |
---|---|---|---|
スイッチ特性 | リニア | クリッキー | タクタイル |
押下圧 | 45g | 50g | 45g |
作動点 | 1.2mm | 1.9mm | 1.9mm |
キーストローク | 3.5mm | 4.0mm | 4.0mm |
クリック音 | なし | あり | なし |
動作寿命 | 1億回 | 1億回 | 8,000万回 |
イエロー軸
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.2mm |
キーストローク | 3.5mm |
作動寿命 | 1億回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の銀軸と同様のスイッチ。
作動点、キーストロークともに短く、特にゲームをすることに向いている。
打鍵音も比較的静かなので、誰でも使いやすいキースイッチとなっている。
緑軸
スイッチ特性 | クリッキー |
押下圧 | 50g |
作動点 | 1.9mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 1億回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の青軸と同様のスイッチ。
しっかりとしたクリック感で、タイピング時の感触と音を重視したい方にオススメ。
ただし、打鍵音は結構大きく、ボイチャをするときなどは音がのる可能性が高いので注意が必要。
オレンジ軸
スイッチ特性 | タクタイル |
押下圧 | 45g |
作動点 | 1.9mm |
キーストローク | 4.0mm |
作動寿命 | 8,000万回 |
『CHERRY MX メカニカルスイッチ』の茶軸と同様のスイッチ。
わずかに入力した感じが欲しい方にオススメ。
軽いキータッチと、わずかなタクタイル感。
また、静音性に優れたものとなっている。
アクチュエーションポイント変更可能なキーボードで使用されているスイッチ
ここで紹介する4つのスイッチは、どれもスイッチ内で接触がないものを使用している。
この仕様によって、作動点の位置を調整することが可能になっている。
また、非接触の特徴として、耐久性にも優れているので、長期にわたってキーボードを使用することができる。
Gateron Lekker switch | OmniPoint 2.0スイッチ | 無接点磁気センサー方式 | Razer アナログオプティカルスイッチ | |
---|---|---|---|---|
スイッチ特性 | リニア | リニア | リニア | リニア |
押下圧 | 60g | – | 50g | – |
作動点 | 0.1~4.0mm | 0.2~3.8mm | 0.3~1.8mm | 1.5~3.6mm |
キーストローク | 4.0mm | 3.8mm | 1.9mm | 4.0mm |
リセットポイント | 0.1~4.0mm | 作動点と同じポイント | 0.2~1.7mm | – |
クリック音 | なし | なし | なし | なし |
動作寿命 | 1億回 | 1億回 | 1億回 | 1億回 |
リセットポイントとは、「どのくらいキーを上げた時に入力が解除されるか」の数値。
リセットポイントが小さいと、キーを少し上げるだけで入力が解除されるので、連打などが早くなる。
『Wooting 60HE』:非接触マグネットスイッチ Gateron Lekker switch
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 60g |
作動点 | 0.1~4.0mm |
キーストローク | 4.0mm |
リセットポイント | 0.1~4.0mm |
作動寿命 | 1億回 |
マグネットでキーの入力が行われる。
打鍵感、打鍵音もよく使いやすい。
耐久性にも優れており、約1億回の打鍵が可能となっている。
ラピットトリガー搭載で、リセットポイントを設定できるので、少し上げるだけで連打が可能。
押下圧はやや重たい60g。
『SteelSeries Apex PRO』:OmniPoint 2.0スイッチ
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | – |
作動点 | 0.2~3.8mm |
キーストローク | 3.8mm |
リセットポイント | 作動点と同じポイント |
作動寿命 | 1億回 |
磁気ホール効果センサーを使用したスイッチ。
作動点は0.2〜3.8mmの間を0.1mm単位で調整可能。
ふわっとした打鍵感だが、打鍵音は結構大きい。
押下圧は『Wooting 60HE』と比較して軽いので、ちょっと触っただけでキーが反応する。
リセットポイントは作動点と同じになるので、0.2mmに設定した場合、そこまでキーを戻さないと、入力が解除されず、連打などは不利になる。
『ZENAIM KEYBOARD』:無接点磁気センサー方式
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | 50g |
作動点 | 0.3~1.8mm |
キーストローク | 1.9mm |
リセットポイント | 0.2~1.7mm |
作動寿命 | 1億回 |
『Razer HUNTSMAN MINI ANALOG』:Razer アナログオプティカルスイッチ
スイッチ特性 | リニア |
押下圧 | – |
作動点 | 1.5~3.6mm |
キーストローク | 4.0mm |
リセットポイント | – |
作動寿命 | 1億回 |
スイッチを通過する光の量でキー入力される。
こちらも打鍵感はリニアタイプで、ふわっとした打鍵感となっている。
押下圧は結構重たいので、しっかりと打鍵する必要がある。
この他にも非接触式のスイッチはある。
今回紹介したものはどれもリニアタイプなので、しっかりとしたクリック感が欲しい方は結構物足りない打鍵感になっている。
どれも特徴的な打鍵感だったり打鍵音なので、好みは結構分かれる。
意外と打鍵感も気になる方は多いと思うので、自分に合ったものを見つけてください💪🏻
ホットスワップ対応のキーボードは軸変更が可能
キーボードを探していると、時々「ホットスワップ対応」というものを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
これは簡単に説明すると、「キーボード購入後でも自分で好きな軸に変更できるよ」というキーボードです。
普通のキーボードは購入後に変更できない仕様となっています。
「ホットスワップって何がいいの?」と思う方もいると思うので紹介します。
メリット
- 他の軸が気になったときに、対応のキーボードを新しく購入する必要がないので、コスパがいい
- ゲームでよく使うキーだけ、反応速度が速いものに変更するなど自分に合ったカスタマイズが可能
- 市販のキーボードでは搭載されていないスイッチを試すことができる
以上の3つがあげられます。
スイッチはオンラインでも購入でき、ものによっては1個単位からの注文も可能なので、「ちょっと気軽に試してみたい」ができるのが最大のメリットです。
今回紹介しているスイッチ以外にも沢山の種類があるのでぜひ調べてみてください🔥
特に日本国内のサイトだと『遊舎工房』や『ふもっふのおみせ』でいろんな種類のスイッチを購入することができる。
また海外サイトであれば『AliExpress』などがある。
ぜひ自分にあったスイッチを見つけてみてください💮
主なホットスワップ対応のキーボード
『Ducky One 3』
『Varmilo 67 Minilo』
『Keychron』カスタムキーボード
Qシリーズ
Vシリーズ
K PROシリーズ
『Ducky One 3』や『Varmilo 67 Minilo』はふもっふのおみせで購入が可能となっている。
どちらもデザインの種類が豊富でかわいいものも多い。
また、デフォルトで搭載されているスイッチの種類も豊富なので、好きなものを選ぶことができる。
『Keychron』のホットスワップ対応のキーボードは、載せているもの以外にも沢山あるので、ぜひ見てみてください。
まとめ
スイッチには沢山の種類があり、それぞれ違った打鍵感や打鍵音がすることを知ってもらえたと思います!
スイッチは人によって結構好みが分かれやすいので「あぁ、失敗した」ともなりやすいです。
特に、「みんなこの軸がいいって言ってるからこれにしよう」といった風に決めてしまうと、「思ってたのと違う(´・_・`)」となりやすいです💦
1度購入したら基本的にスイッチの交換はできないので、迷うのであればまずはレンタルをして、自分に合ったスイッチを見つけて欲しいです。
気に入ったものを使用することで、愛着も沸き、より楽しくゲームをプレイすることができます🔥
より楽しいゲーミングライフを送るためにもぜひ試してみてください!